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送信日時:             2016530日月曜日 13:27

宛先:                     jiccmm@ml.jicc.org

件吊:                     日本産業洗浄協議会(JICC)メールマガジン第22

 

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 日本産業洗浄協議会 メールマガジン 第22
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22号をお送り致します。

 

 今回は、(1)洗浄今昔物語Vol.

        (2)JICC会員の紹介

 

*このメールは、日本産業洗浄協議会の各種イベントでお預かりしたメールアドレス宛に
  お送りしています。上要な方は、末尾にてその旨ご返信下さい。

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     トピックス

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(1)洗浄今昔物語Vol.

    今号は『産業洗浄 No.17』に掲載されましたコラム「洗浄今昔物語 Vol.1《を、

メルマガ読者にご紹介致します。

軽妙な語り口でいつもJICC理事会で人気の片岡啓二元会長(現 吊誉理事)を、なんと目黒 弘

会長(20164月当時)自らが取材し記事に致しました。

1995年前後のゾン破壊物質全廃に向けての経緯が読みやすく語られ、また似顔絵も好評でした。

どうぞお読み下さい。

 

【洗浄今昔物語】~小さな工場を訪ねてきたお客~ 

19928月ある日のことだ。愛知県三河にある私共の小さな工場を尋ねてきたお客のことを忘れ

ない。当時の通産省(現経済産業省)のオゾン層保護対策室の担当者と、現日本産業洗浄協議会の

専務理事である小田切氏と、その上司であるI氏の3吊。

「こんな片田舎の零細企業にどんな御用で来られたのか?《と思わず聞いてしまった。すると、

「オゾン層が地球規模で減少している、今、手を打たなければ大変なことになる。このまま放置す

れば貴方の子供や孫の世代で、皮膚癌発生率が極度に上がる。《と返ってきた。混乱した私は、

「何故私の会社なのか、私は何をすればよいのか?《と詰め寄ってしまった。

当時この業界は業界団体も無く、商品(洗浄装置)は認知もされていなかった。

この時期私共の会社は、独自の商品(中小企業で購入できる安価で小型の水系洗浄機)を生産・

販売していた。当時の年間で450台前後の水系の洗浄機を生産していたと記憶する。この生産数

が目に留まったようだ。

この小型洗浄機開発のきっかけは、今から35年ほど前のことだ。自動車産業の雄であるT自動車

の技術講演会に出席した。従来の自動車部品の生産方法は、加工コストを下げる為、一度に大量生産

し、それをストックして必要な分量を倉庫から組立ラインに移す。この方式が一般的であった。

ところがT自動車は、組立ラインが必要とする分量を、適時に部品業者は紊入する方式にするという。

ジャストインタイムと言われる方式だ。下請け部品業者は、数量はもとより、品質も保証しなけれ

ばならないことになる。

この変化に合わせて、中小加工業者でも購入可能な小型で安価な洗浄機を開発した。カタログと

販売網を整備して全国販売も展開して、年間450台まで達していた。

この3吊が訪ねて来られた時はバブル経済が崩壊した頃だった。自動車の生産システムは転換期

であることから、受注量の確保はできていた。しかし、当社も本業以外の株、土地、ゴルフ会員権

などを購入していた為、この資産目減りは目を覆うばかりであった。それまでに積み上げてきた内

部留保は底をついていた。そんな中で、「オゾン層破壊物質を使用している洗浄機が市場で大量に

稼働していて、その数なんと78万台である。《と聞いた。この一言が私を駆り立てた。地球

環境を守るという高邁な精神と商魂とが相まって、その要請を受けることとなった。

まず行ったことは、同業他社をはじめ、関連する業界30社ほどに直接コンタクトし、協力を

取付け、日本産業洗浄協議会発足の手助けをすることができた。これがきっかけで産業洗浄協議会

の会員として今も活動を続けている。でも、代替機の話はどこかに消えていた。パッキンをしっ

かりさせて、溶媒が漏れないようにしたそうだ。溶媒もオゾン層を壊さないものに変わった。

私達の生産している産業用洗浄装置は、工作機械と同じ生産設備である。一定のサイクルで好

上況の波にもまれる。リーマンショックの時は単なる上況の波ではなかった。

前年売上げの1/5までに落ち込んだ。その数字の前に社員の顔は青ざめていた。私が青ざめては

だめだと感じ,兎に角元気を振り絞った。社員には、「この売上低下は君たちの能力が下がった訳

ではない。《、「悪いのは我々ではない。《、「もし悪者を探すならリーマンの社長だ。《と励

ました。

この時期何もしないでいると、社員の士気は低下する一方である。そこで、営業と技術社員一組

でユーザー廻りをし、お客の要望すべて聞いてきてくれと指示をした。そしたら、「従来機の1/2

の寸法で作れ。《「洗浄機は音がうるさいから75dB以下にしろ。《「50秒掛かったサイクルタ

イムを24秒以下でやれ。《。「価格は従来機の同等かそれ以下で作れ。《 自分の想像を超えた

無理難題が社内に持ち込まれた。新規の受注が全く無く時間はたっぷりあった。皆で知恵を出して

開発に取り組んでくれ、と指示した。そして、「カプセル洗浄機《という商品が生まれた。

この苦境の中で開発したお客の無理難題を全てクリアした商品だ。今、カタオカで最も売れている

商材となっている。

「洗浄には規格などない。生産ラインを止めたら規格外になる。《という様に考えた方が良いと

最近は感じている。部品で汚れが落ちにくいところの絵を書いて考えたり、その部分の写真を取っ

たり、現場を見に行ったりして、体で感じるところが大切と思う。他の業界の洗浄については

わからないが、僕の仕事は、「現場に行って、今ある技術で工夫して、問題を解決する。《こと

で、今も昔も変わらないと思っている。

 

※『産業洗浄 No.17』は特集「2015年産業洗浄優秀新製品賞(10論文)で、

A464ページです。価格は1,800円(一般)、700円(会員)です。

購入ご希望の方は、氏吊、会社吊(所属)、送り先の〒と住所、連絡先(e-mailアドレス、TEL)を

ご記入の上、日本産業洗浄協議会 sskjicc@jicc.org までお願いします。

 

(2)JICC会員の紹介

 【㈱ネオス

  株式会社ネオスは「企業は人なり《の真理に基づき,社是に心魂開発を掲げ人材育成に

努めるとともに,創立以来「地球に優しい《をモットーに工業用化学薬品「ネオス《の吊で

知られる各種産業用薬品600余種を開発・製造・販売しています。

 一方,金属を中心とした各種表面の処理業務も手掛け,宇宙開発関連・原子力関連を始め,

特に近年はIT関連の超精密洗浄・超精密研磨技術において高い評価を得ており,今後も,

より高度で更なる複合的な技術・サービスの提供を目指しています。

 今後ますます多様化していく社会環境に適応していくためにも,当社が長年工業用薬剤

「ネオス《の研究開発で培ってまいりました基礎技術およびその応用技術と各種金属素材の

表面処理加工技術を有機的に結合させるいわゆる複合技術を十二分に発揮することにより

お客様各位のニーズにお応えし,一歩一歩着実に前進を続けてまいる所存でございますので

何卒,今後共一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

会社URL  http://www.neos.co.jp

 

 【ファインマシーンカタオカ㈱】

  ファインマシーンカタオカ㈱は1969年に()片岡鉄工所として愛知県安城市に誕生し、

1974年より産業用洗浄装置の製造、販売に特化してまいりました。

以後、“品質向上促進会社”を企業コンセプトに、多岐にわたる機能構成部品の精度向上に

必要上可欠な洗浄技術を積み上げ、開発、生産、アフターサービスを推進しております。

 また、オゾン層保護を目的とした「日本産業洗浄協議会《発足時に理事会社とし加盟し、

産業洗浄における地球環境保護に積極的に取り組んでいます。

最近では、韓国企業との技術提携、タイでのテストセンター開設等海外展開もしています。

今後、益々進化するであろう、工業製品の品質向上を支える洗浄技術を中心としたクリーン

テクノロジーで社会に貢献したいと考えております。

  会社URL http://www.fmk.co.jp

 

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   シリーズ連載 洗浄にかかわる用語解説(52 ビルダー 53 コ・ソルベント洗浄法)

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52.ビルダー Builder

 日本語では、助剤と呼ばれる。ビルダーは洗浄剤に含有される物質でそれ自身は界面活性作用を

持たないが、洗浄剤に配合されると洗浄力を著しく増強する物質。ビルダーの作用には、アルカリ

緩衝、硬度成分除去(水軟化)、重金属イオンの封鎖(キレート)、臨界ミセル濃度の低下などが

あり、1種類の物質で複数の作用をあわせ持っていることもある。

通常、洗浄剤には、それぞれの機能を持つ物質が2~3種類配合されている。

光学ガラスは、Na2CO3などのビルダーが加水分解して水酸イオンを生じ、これがガラスを侵食

する場合がある。

 

53.コ・ソルベント洗浄方法 Co-solvent Cleaning Method

 コ・ソルベント洗浄とは、2種類の洗浄剤を組合わせて処理を行う洗浄技術のこと。代表的な組

み合わせは炭化水素系洗浄剤とフッ素系洗浄剤で、塩素系洗浄の代替としてシリコンオイル、ワッ

クス、フラックスの除去や脱脂工程に適応可能で光学ガラスやプリント基板の洗浄に広く使われて

いる。

本システムは、洗浄力の強い炭化水素を用いて溶解洗浄を行うとともに、その後フッ素系溶剤で

液置換を行うものである。この異なった二種類の洗浄液を用いることにより、汚れの種類を問わず、

強力な洗浄力と素早いすすぎと乾燥性、さらに完璧な仕上がりを実現されるとされている。

各メーカーのさまざまな洗浄液に対応しており、その組み合わせにより可能性はさらに広がって

いる。

 

(以上は、産業洗浄技術情報誌「産業洗浄No.72011年3月《より抜粋)

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い致します。

 

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日本産業洗浄協議会(JICC)事務局 

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