- 真空室内で製品を高速回転
乾燥方法にはエアブローによる水切り乾燥、温風乾燥、スピン乾燥、輻射熱乾燥、真空乾燥などの方式があるが、どれも一長一短であり省エネを含めた観点からも物足りない物であった。
この問題を解決すべく開発したのが真空室内で洗浄物を高速回転させる“遠空 ENKU”「遠心真空乾燥機 SPC-040-CV+」である。
従来の真空乾燥では洗浄物に付着した液が蒸発する際の気化熱により温度が低下する。蒸発気化量が多いほど乾燥効果は低減して場合により蒸発・乾燥も止まってしまう。これに対し高速回転の遠心力により、洗浄物表面に付着した液の一部を弾き飛ばす形で離脱させ、また袋穴などに溜まった液も遠心力による移動の誘発を狙う。
さらに遠心力下でも残った液については通常の真空乾燥と同様に沸騰・蒸発による乾燥となるが、事前にある程度の水分を飛ばしておくことで沸騰・蒸発に伴う気化熱による洗浄物の温度低下を抑制する事が出来る。
このように真空乾燥と遠心水切りを同時に行うことにより短時間で高精度な乾燥を“遠空 ENKU”で実現した。

