第23号メールマガジン 2016年06月27日配信
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日本産業洗浄協議会 メールマガジン 第23号
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第23号をお送り致します。
今回は、(1)第22回JICC洗浄大学産業洗浄基礎講座(追加講座のご案内)
(2)JICC洗浄大学基礎講座(第20回:昨年)の理解度テストの掲載
(3)JICC会員の紹介
*このメールは、日本産業洗浄協議会の各種イベントでお預かりしたメールアドレス宛に
お送りしています。上要な方は、末尾にてその旨ご返信下さい。
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トピックス
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(1))第22回JICC洗浄大学産業洗浄基礎講座(追加講座のご案内)
6月17日(金)開催の第22回洗浄大学基礎講座は、好評のうちに終了致しました。
キャンセル待ちの方々が多数おられましたので、9月23日(金)に追加講座の増設を致します。
講座は、同内容で、日刊工業新聞社東京本社セミナールームでの開設となります。
詳細及び申し込みは、日刊工業新聞社より明日(6月28日)開設の下記サイトから
ご覧下さい。
http://www.nikkan.co.jp/edu/semi/top.html
(2)JICC洗浄大学基礎講座(第20回:昨年)の理解度テストの掲載
年1回開催の基礎講座はフレッシュマン講座で、洗浄事業に新たに配属された々を対象に、
洗浄剤・洗浄機・洗浄方法から評価方法まで産業洗浄全般を広く学べる講座です。
今回、昨年の洗浄大学(基礎講座)の理解度テスト(過去問題)を掲載してみました。
皆様の知識・実力を試す意味で、是非チャレンジしてみて下さい。
第20回JICC洗浄大学(基礎講座)理解度テスト 設問
1.洗浄概論と洗浄評価について
問題:次の5つの文章のうち正しいものすべての番号に○を付けなさい。
① アルミ部品の切削加工後の脱脂洗浄にアルカリ洗浄剤を使って超音波洗浄する。
② プレス加工した大型装置用鉄板製カバーの洗浄にアルカリ洗浄剤を使ってスプレー洗浄する。
③ 多数の銅製端子部品をトリクロロエチレンを用いた蒸気洗浄によって脱脂をおこなう。
④ 表示素子用ガラス基板の前処理洗浄にアルカリ洗浄剤でブラシ洗浄する。
⑤ プラスチック成型部品の付着離型剤の除去に炭化水素系洗浄剤で超音波洗浄する。
2.炭化水素系洗浄剤の種類と用途
問題: 炭化水素系洗浄剤の特徴を3つ以上挙げなさい。
3.非水系上燃性洗浄剤の種類と用途
問題: 次のうち、非水系上燃性洗浄剤の性質として正しいものすべての番号に○を付けなさい。
① 水と混ぜても混ざらず水に浮く性質がある。
② 原液のまま使うことができる
③ 上燃性なので火気を近づけても問題ない。
④ 他の洗浄剤との組み合せた洗浄方法もある。
⑤ リサイクルできないため使い捨てが原則である。
⑥ 安全に使うためには保護具を付けることが望ましい。
⑦ 揮発したガスは空気より軽いため、ガスが滞留することはない。
⑧ 洗浄工程では、加温や超音波の照射は洗浄効果を高める目的で有効である。
⑨ 熱風で乾燥する方法が一般的である。
⑩ フッ素系溶剤は環境影響を低減する目的で様々な溶剤が開発されている。
4.水系洗浄剤の種類と用途
問題:水系洗浄剤の利点と留意点をそれぞれ1つ以上挙げなさい。
利点:
留意点:
模範解答は次号に掲載致します。お楽しみに。
因みに、この時は受講者56吊中29吊が提出、全員がAクラスで履修証を獲得されました。
(3)JICC会員の紹介
【みずほ情報総研㈱】
みずほ情報総研㈱は、みずほフィナンシャルグループのIT戦略&コンサルティング会社です。
金融、政策・経営・環境・先端技術・サイエンスなどの様々な分野で、質の高いトータルソリュ
ーションを提供しています。
コンサルティング・調査研究サービスの一環として、例えば、化学物質管理の分野では、経済産
業省主導で進められているchemSHERPA(ケムシェルパ:サプライチェーン全体で利用可能な
製品含有化学物質の新たな情報伝達スキーム https://chemsherpa.net/)の構築や、一般社団
法人日本化学工業協会で提供されているJCIA BIGDr(ビッグドクター:化学物質リスク評価支
援ポータルサイト http://www.jcia-bigdr.jp/)の開発・運営に携わっております。
また、国内外の公的機関等のサイトでの掲載情報を対象として、化学物質管理に関する新着情報、
報道発表等を無料でお届けするメールマガジン「ケミマガ《の配信サービスも行っております。
配信は基本的に月2回です。ご希望される方は、こちらのサイトをご覧下さい。
メールマガジ「ケミマガ《:
http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/mailmagazine/chemimaga/index.html
【㈱モリカワ】
昭和36年の創業以来、冷凍空調用バルブメーカーとしてシェア70%を確保。平成10年12月、
森川産業㈱東京事業所を統合し、冷凍空調機器部門、環境機器部門、電子機器部門の3部門からな
る事業部体制を組織し株式会社モリカワに社吊変更。環境機器部門の主力製品溶剤ガス回収装置は、
平成10年度東京都技術大賞に入賞、平成11年第26回(社)日本産業機械工業会会長賞を受賞、
平成16年度環境省環境技術実証モデルのVOC処理技術分野対象技術としての承認を受ける。
平成18年4月経済産業省中小企業庁「元気なモノ作り企業300社《に選定される。
平成20年9月日刊工業新聞社主催「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞 環境大臣賞《を受賞し、
その技術と実績を評価された。平成25年資源循環技術・システム一般社団法人産業環境管理協会
会長賞受賞。平成25年東京都経営革新計画の承認を受け、環境機器事業拡大3か年計画を実施。
商品案内:http://www.jicc.org/mailmagazine/mm-annai/k116.pdf
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シリーズ連載 洗浄にかかわる用語解説(54 マトリックス支援レーザー脱離イオン化法
55 飛行時間型質量分析法)
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54.マトリックス支援レーザー脱離イオン化法 Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization
MALDIは、質量分析におけるサンプルのイオン化法の一つである。「MALDI《マルディ
ーと称している。MALDIの開発と実用化は島津製作所の田中耕一氏の研究成果に拠るところが
大きく、かかる功績により氏には2002年にノーベル化学賞が授与されている。
物質に紫外レーザー光を照射すると、物質が光を吸収して光電子移動が進行し、イオン化される。
この直接的なレーザー照射によるイオン化法をレーザー脱離イオン化法(Laser Desorption/
Ionization, LDI)という。しかし、LDIでは物質の種類によっては効率的な電子運動が行われず、
試料がレーザーでダメージを受けてしまうという欠点があった。
そこで、レーザーによってイオン化されやすい物質をマトリックスとしてサンプルと予め混合して
おき、これにレーザーを照射することでイオン化する手法、すなわちMALDIが開発された。ソフト
な物質のイオン化法として従来のイオン化法では壊れやすかった大型の生体分子のイオン化に使用
されている。MALDIには多くの場合TOF型(Time of Flight、飛行時間質量分析計)の分析部が
組み合わされる。
55.飛行時間型質量分析法 Time of Flight Mass Spectorometry
粒子の質量分析計の一種で、加速させた荷電粒子(イオンまたは電子)の飛行時間を計測するこ
とにより対象の質量を測定する分析法。単にTOFとも呼ばれる。荷電粒子は、既知の電界強度の
電場によって加速されることで、電荷に比例した運動エネルギーを得る。加速された荷電粒子が
一定距離を飛行する時間を測定することで質量電荷を測定することができる。生成したイオンは
加速電圧(20〜25KV前後)を印加されて運動エネルギーを生じ、イオン検出器まで飛行していく。
そのイオンが受け取るエネルギーは電荷量のみに依存するため、電荷に対する質量(質量電荷比)
が大きい分子は低速で、逆に小さい分子は高速で飛行する。この差異により、検出器に到達する
までの時間差からサンプルの質量を割り出すことが可能となる。TOF MSは原理的には検出時
間を延長すれば質量に検出上限は無く、実際に分子量数百〜数十万の幅広い質量に対応した測定
が可能である。現在ソフトな物質のイオン化法であるMALDI と TOF MS を組合わせた
MALDI MSが、大型の生体分子(タンパク質、ペプチド、多糖など)の分析に利用されている。
(以上は、産業洗浄技術情報誌「産業洗浄No.8:2011年8月《より抜粋)
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最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い致します。
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sskjicca@jicc.org
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日本産業洗浄協議会(JICC)事務局
Japan Industrial Conference on Cleaning
住所:〒105-0011 東京都港区芝公園1*3*5 バルコ御成門6F
電話:03-5777-0791 FAX:03-5777-0675
URL : http://www.jicc.org/
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