第30号メールマガジン 2017年01月30日配信
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日本産業洗浄協議会 メールマガジン 第30号
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第30号をお送り致します。
今回は、(1)2016年度洗浄技術検定の1級試験の実施と合格発表
(2)フロン法のうた プロモーションビデオ - YouTube のご案内
(3)JICC会員の紹介
*このメールは、日本産業洗浄協議会の各種イベントでお預かりしたメールアドレス宛に
お送りしています。不要な方は、末尾にてその旨ご返信下さい。
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トピックス
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2016年度(平成28年度)洗浄技術検定の1級試験の実施と合格発表。
日本産業洗浄協議会は、12月13日(火)に1級の検定試験を実施し、洗浄機械や洗浄剤
メーカーの技術者など68名の方が受験され、1月23日(月)に48名の合格者を発表致しました。
1級は、産業洗浄の専門知識に加え、洗浄現場での指導や後継者育成などを行える能力に相当する
資格となります。
産業洗浄の分野では、環境問題への対応や産業機械の微細化に伴い、専門知識や技法の高度化が
進んでおり、人事育成や技能継承を目的に2016年に同検定を創設、試験実施は今回が初めてで、
今年度の検定試験(1級、2級)はこれで終了致しました。
来年度も同時期に事前講習会及び検定試験を実施する予定ですので、今年度の申込みが間に
合わなかった方、また2級から1級を目指す方には来年度のチャレンジをお勧めいたします。
また、2017年度には、1級よりも専門性の高い資格「洗浄マイスター」試験の実施も予定して
います。
(2)フロン法のうた プロモーションビデオ - YouTube のご案内
㈶日本冷媒・環境保全機構(JRECO)より「フロン排出抑制法」浸透のためのプロモーション
ビデオのご案内がありました。ご高覧頂ければ幸いです。
㈳冷凍冷媒空調設備工業連合会(JARAC)が、YouTubeにアップした「フロン法のうた」
ビデオURL:https://www.youtube.com/watch?v=Rw1W_m3w5l8
(3)JICC会員の紹介
【ソーダニッカ株式会社】
ソーダニッカ株式会社は1947年に東京都日本橋で創立した化学品専門商社です。創立
以来、主力であるカ性ソーダをはじめ、無機・有機薬品、石油化学製品、合成樹脂製品など
幅広い商品を取り扱い、多くのお取引先様にサービスを提供して参りました。最近では
パッケージ用のフィルム包装や再生可能エネルギーなどにも注力しております。
広域展開を行うお取引先様の要望に応えるため、東京を始めとして、全国に11の支店・
営業所及び4ケミカルセンターを設けております。アジア圏の現地需要を取り込むために中国、
インドネシア、ベトナムにも現地法人を構え営業展開をはかっております。
また当社は2016年4月より10年長期ビジョン「Go forward」を始動させました。
国内市場を5つの事業領域に分け、成長が期待される領域・業種ごとにニーズをくんだ提案
営業を推進しています。
これからも化学品の安定供給、新たな材料の開発サポート・供給を通じて豊かな社会づくりに
貢献して参ります。
会社URL:http://www.sodanikka.co.jp/
【第一工業製薬株式会社】
第一工業製薬株式会社は明治42年創業の界面活性剤メーカーで、界面活性剤の技術を応用した
機械・金属工業向け産業用洗浄剤で数多くの実績を有しています。
いち早く、フロン・エタンに代わる電機・電子、精密素材向けの洗浄剤の研究開発に取り組み、
1996年には当社の研究員が「米国EPA(環境保護庁)オゾン層保護賞」を受賞しました。
当社の産業用洗浄剤は中性系から有機・無機アルカリ系、高純度や非水系など多岐にわたる
品種を取り揃え、お客様からのご要望に対し、洗浄性能や使用環境の改善・海外各国の法規性
など総合的な観点から最適な洗浄剤をご紹介しています。
また、洗浄工程の前後で使用される各種表面処理剤(コーティング剤、エッチング剤、潤滑剤
など)を合わせて提案することにより工程全体の最適化を図り顧客満足度の向上に努めています。
今後とも御愛顧のほど宜しく御願い申し上げます。
商品紹介URL:http://www.jicc.org/contents/clb04.htm
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シリーズ連載 洗浄にかかわる用語解説
(72 マイクロバブル 73 超臨界流体 74 レーザー )
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72.サイカス SAICAS: Surface And Interfacial Cutting Analysis System
被着体の剥離強度とせん断強度を測定する装置。このシステムによりせん断強度などの物性測定
以外に、従来では困難であった1)異種材料の界面近傍の状態観察、2)塗膜や混合剤の深さ方向へ
の切断面の観察による均一、不均一などの分散状態の解析、3)耐候性試験後の表層から内面までの
劣化状態の追跡などが行える画期的な装置である。
73.超臨界流体 Supercritical Fluid
超臨界流体は、臨界点以上の温度・圧力下においた物質の状態のこと気体と液体の区別がつかない
状態といわれ、気体の拡散性と液体の溶解性を持つ。超臨界流体としてよく使用される物質は、水と
二酸化炭素である。超臨界流体の水は酸化力がきわめて高いため、腐食しにくいといわれているハス
テロイや白金―イリジウム合金、さらに金やタンタルまでもが腐食する酸化力がきわめて高いがゆえ
に使いずらいケースも多くその場合は亜臨界水を用いる。また超会陰会流体の二酸化炭素は、さま
ざまな物質をよく溶解する。目的物を溶解した超臨界二酸化炭素を臨界点以下にすると、二酸化炭素
は気化するので、後には溶質のみが残る。気化した二酸化炭素は回収して再利用が可能である。この
プロセスは実際にコーヒーの脱カファインなどに使用されている。
74.レーザー Laser: Light Amplification Stimulated Emission of Radiation
レーザー光は光(電磁波)を増幅し、コヒーレントな光を発生させるレーザー発振器を用いて人工的
に作られる光である。レーザー光は指向性や収束性に優れており、また、発生する電磁波の波長を一定
に保つことができる。レーザー光は可視光領域の電磁波であるとは限らず、紫外線やX線などのより
短い波長、また赤外線のようなより長い波長のレーザー光もある。1960年に、T.H.メイマンがルビー
結晶によるレーザー発振を初めて実現した。ミリ波より波長の長い電磁波のものはメーザーと呼ぶ。
(以上は、産業洗浄技術情報誌「産業洗浄No.10:2012年9月」より抜粋)
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最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い致します。
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sskjicca@jicc.org
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日本産業洗浄協議会(JICC)事務局
Japan Industrial Conference on Cleaning
住所:〒105-0011 東京都港区芝公園1-3-5 バルコ御成門6F
電話:03-5777-0791 FAX:03-5777-0675
URL : http://www.jicc.org/
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