第3号メールマガジン 2014年10月30日配信
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日本産業洗浄協議会 メールマガジン 第3号
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第3号をお送りいたします。
今回は、(1)「2014洗浄総合展」の実施結果
(2)「第18回JICC洗浄技術フォーラム2014」の実施結果
(3)JICC産業洗浄商流セミナーの実施結果
(4)弊協議会の技術情報誌「産業洗浄」第14号発刊のご案内
(5)「第35回JICC洗浄技術セミナー」開催のご案内
*このメールは、日本産業洗浄協議会の各種イベントでお預かりしたメールアドレス宛に
お送りしています。不要な方は、末尾にてその旨ご返信下さい。
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トピックス
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(1) 「2014洗浄総合展」の実施結果
「2014洗浄総合展」は、盛会のうちに終了致しました。
台風19号の影響も心配されましたが、お陰様で大勢のご来場を頂きました。
また弊協議会のブースでのアンケート調査にも多数ご協力頂き、心より感謝申し上げます。
(結果)
来場者 :合計 30,441名(前回2012年 30,012名)
10月15日(水)雨 8,265名
10月16日(木)晴 9,589名
10月17日(金)晴 12,587名
出展社 :129社 271小間 (前回 115社 277小間)
(2) 「第18回JICC洗浄技術フォーラム2014」の実施結果
定員120名を超えて満席となりました。ありがとうございました。
講演、技術発表は以下の通り。
特別講演:渡邉朝紀氏:東京工業大学大学院 理工学研究科 特任教授
技術発表 6題
特別講演:中西準子氏:工学博士(独)産業技術総合研究所 フェロー
(なお、中西博士の講演会は日刊工業新聞社の主催により別会場で行われ、
約300名の聴講者が参加されました。)
*詳細は、弊協議会ホームページ http://jicc.org/contents/bnforum.htm
をご覧下さい。
(3) JICC産業洗浄商流セミナーの実施結果
定員40名を超えて多数出席いただきました。講師3氏の講演後、懇親会にて、
活発な交流・意見交換が行われました。
(4) 弊協議会の技術情報誌「産業洗浄」第14号のご案内
産業洗浄誌第14号を9月30日に発刊致しました。
内容は、特集テーマ「ドライ洗浄技術の現状と今後の展望」
技術論文 6編
価格:1,800円(送料別途)
*詳細は、弊協議会ホームページ http://jicc.org/jouhousi/jouhousi_14.htm
をご覧下さい。
(5) 「第35回JICC洗浄技術セミナー」開催(予告)
日時:12月5日(金)10時〜17時
場所:主会場(埼玉県産業技術総合センター:埼玉県川口市)
*㈱プリス社での実機見学を予定しております。
詳細及び申し込みは、近日中に弊協議会ホームページ http://jicc.org/ に掲載致します。
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シリーズ連載
洗浄にかかわる用語解説(5.MSDS、6.カウリブタノール値(KB値))
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5.MSDS(Material Safety Data Sheet) :現 SDS (Safety Data Sheet)
化学物質安全データシート(製品安全データシート)、化学物質の危険有害性について
安全な取扱を確保するために、物質名、供給者名、分類、危険有害性、安全対策および
緊急事態の対応などに関する情報を記載した資料。
MSDSに記載する内容、項目、全体構成については JIS Z7250-2000 [化学物質安全
データシート(MSDS)ー第1部:内容および項目の順序]に規定されている。化学物質
などの譲渡者・提供者は、労働安全衛生法、化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)、
および、毒物および劇物取締法でMSDSを相手方に提供することを義務づけられている。
平成24年度以降は、国際整合の観点から、GHSで定義されている「SDS」に統一され
ました。JIS Z7253 においても「SDS」とされています。
*GHS:化学品の分類及び表示に関する世界調和システム
(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)
詳細は、以下の経済産業省のHPを参照下さい。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/msds/msds.html
参照:環境省 http://www.env.go.jp/chemi/prtr/notification/sds.html
6.カウリブタノール値(KB値)(Kauri-Butanol value)
洗浄剤で用いられるカウリブタノール値(以下KB値)は、塗料溶剤用途である各種石油
シンナーの塗料用樹脂に対する溶解力を試験する方法を流用したものである。カウリガムは、
ロジン系化合物カウリの木から排出される物質で、ロジン系化合物が主成分であるハンダ
フラックスの洗浄効果の評価方法としてKB値を推奨したのが始まりである。従ってKB値
は、フラックス汚れに適合する数値であり、この値が大きいほど洗浄力があるといえる。
洗浄前のKB値の測定は、まずn-ブチルアルコール200gにロジンエステル樹脂(カウリ
ガム)400gを加えた溶液をろ過したKB液20gに洗浄剤を徐々に加える。
次に、この溶液が白濁するまでに要した体積(ml)をこの洗浄剤のKB値とする。
加えた洗剤が400ml以上の場合、KB値を無限大とする。
水溶性やイオン性の汚れの評価には適合しないため、KB値が大きい洗浄剤が全ての汚れに
対して洗浄力が強いとは限らない。しかし、カウリガムは汚れの中でも除去難度が高いので、
KB値が大きい洗浄剤は、工業用の多くの汚れの除去に効果的で特に脱脂力が大きいと判断
できるため「KB値大=洗浄力大」として評価しても妥当であるとされている。
(以上は、産業洗浄技術情報誌「産業洗浄No.3:2009年1月」より抜粋)
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最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い致します。
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URL : http://www.jicc.org/
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