高速ロータリー式洗浄機

高速型ロータリー式洗浄機 MRT-2003Cは短時間で高精度の品質を求められる場面で採用される多槽式で、洗浄工程とエアブロー工程を分けて構成し、各テーブルが回転することにより短時間で高い洗浄･乾燥度が実現可能。さらにタクトタイム短縮のためインデックスにサーボモーターを採用し、仕切り扉を各テーブルと同時にインデックスすることで従来型では10秒程かかっていたインデックス動作を1秒で完了できる仕様となっている。
各槽の仕切りを行っていたシャッターが存在しないため、騒音や洗浄液の飛び出しが懸念される構造だが、水に強い吸音材を組み合わせた仕切りを組み合わせることで補強を兼ねた仕切りに仕上げ、さらに軽量のチャンバーに吸音材を組み込むことで音と水の漏れを最小限に抑えている。チャンバーに仕込んだノズルをワークに近づけて配置することが可能なため、短時間で高精度の洗浄・乾燥精度が実現可能で、また1秒でインデックスを行った時点で定位置が出ているので自動機であってもすぐに搬送が可能であり、同時に加工を行うため時間的な無駄を徹底的に省いた機械となっている。