- 洗浄液加温不要
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする「カーボンニュートラル」が政府より宣言されました。洗浄システムにおいても、省エネ設計は喫緊の課題であり、システム側及び洗浄剤等のマテリアル側の双方で解決が求められています。特に現在の水系洗浄システムは、洗浄剤に適用する材料選定に限界があるため、液加温によって付着油分の粘度を低下させて、脱脂力を補填してきました。ただし、この液加温には昇温時間がとられる上に、洗浄中に必要な電力量は計り知れず、省エネ化の大きな足かせになっておりました。
上記の背景を鑑み、当社では、次世代洗浄剤「アクアクリーンZERO-heat」の開発に至りました。新型界面活性剤の開発/採用により、低温領域においても低発泡及び高脱脂が両立可能となっております。本洗浄剤は浸漬洗浄にとどまらず、スプレー洗浄等、あらゆる洗浄スタイルに適合し、お客様の製造工程におけるCO2削減に大きく貢献いたします。