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「産業洗浄31号」技術論文のサマリー

カプセル洗浄機SPC-030-C/ヒ-トポンプ式液加温システム
  • 片岡 照喜
  • ファインマシ-ンカタオカ㈱ 常務取締役
  • 洗浄機及び周辺機器(水系洗浄機液加温システム)

昨今カ-ボンニュ-トラル対応が官民挙げて対応を求められているが、洗浄機業界においても課題である。カプセル洗浄機SPC-030-Cは、従来の洗浄機では洗浄後の室内に水が残っている状態でエア-プロ-するため水分や汚れが残りやすいという課題を、吸引トルネ-ドシステムという技術で短時間で洗浄乾燥できる特長がある。又少ない洗浄液で洗浄でき水使用量も少ないことから、従来より省電力でで動かすことができる。もう一つのEco de Heatは水系洗浄機の温水洗浄プロセスでは膨大な電気エネルギ-や熱エネルギ-を消費しているが、温水供給をボイラ-や電気ヒ-タ-からヒ-トポンプに置き替えることで大幅な省エネを実現した。ヒ-トポンプの原理と効果、間接加温方式の特長、年間の節電効果とCO2排出量の削減効果の具体的事例について記す。

パ-ティクル除去用洗浄剤『パインアルファST-710』
  • 守能祥信
  • 荒川化学工業㈱ 研究開発本部 ファイン・エレクトロニクス開発部 洗浄・はんだグル-プ
  • 荒洗浄剤

 精密部品のパ-ティクル洗浄は純水で非常に高いレベルで管理できるが洗浄性、乾燥性に課題がある。パ-ティクル除去用洗浄剤『パインアルファST-710』は、不揮発分を含有しないため水リンスが不要で乾燥後に水シミが残りにくい特徴がある。又パ-ティクルおよびワ-クを同極性に帯電させることで再付着防止する効果があり、その除去メカニズムと効果、使用方法について記す。

第1回 化管法と化審法
  • 天田 徹
  • 日本産業洗浄協議会 企画編集委員
  • 産業用洗浄剤の関係法令や安全に対する注意書き

洗浄機を用いて洗浄剤を使用する場合に、洗浄剤の危険性又は有害性などの自主的な調査を実施し、その結果に基づいて労働者の危険又は健康障害を防止するため必要な措置を講ずることが必要。これら労働安全衛生面の法律又環境面での化学物質の排出に関する法律について分かり易く解説するとともに、改正内容について紹介する。第1回を化審法と化管法について記す。



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